運動

2009年9月16日 (水)

relax043 水中運動

 歩くことが健康に良いのはわかっている、けれども腰や膝を痛めているから歩けないというお年寄りは少なくありません。そうした方におすすめなのが、水中(特に温水プールでの)運動です。
 水の中は浮力がはたらき、体重が三分の一になりますので足腰にかかる負担が軽くなります。また、水の抵抗による筋トレ効果、水の流れによるマッサージ効果、温水による保温効果を利用することができます。
 高血圧などの生活習慣病の改善や寝たきり予防で、水中運動をすすめる自治体が増えています。近所にも探してみるとそうした施設があるかもしれません。
 人は産まれる前に魚のような形で羊水の中を浮かんでいます。もともと生命の起源は海にあります。妊婦さんや赤ちゃんのためのスイミング教室があるように、安全さえ確保すれば人は水の中でも快適さを感じられるのです。

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2009年9月14日 (月)

relax042 ウォーキング

 ウォーキングが健康に良いことはわかりきった話です。しかし、歩数もさることながら歩き方が大切です。
S_2  まず、格好です。汗拭きタオル、サングラス、帽子、補給用の水分、暑さ寒さを調節できる運動着、歩きやすい靴など格好や身の回り品を整えます。そして、必ず歩行する前にストレッチなどのウォーミングアップをします。これを省略するのはケガのもとです。歩く姿勢や足の運びなどに注意し、膝に負担がかからないようにします。無理をせず、「ややつらい」程度にとどめ、うっすら汗をかくようにするだけで健康増進の効果があがります。
 大仁瑞泉郷では、欧米で人気の、ストックを使ったノルディック・ウォーキングを体験できます。膝や腰の負担が軽く、短い時間で運動効果が上がります。自然の景観を楽しみながら歩くと運動も無理なく習慣づけられます。

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2009年5月 5日 (火)

初夏のお散歩コース

 

Kasenjiki2  休みの日に愛犬そらとともに長目の散歩に出かけました。
 Kasenjiki

 まずは川沿いの道をてくてく。数年前から建ち始めた新しい家々は洋風建築が多く、庭の花壇やシンボルツリーが目を楽しませてくれます。




Wakaremichi  さて暑くてバテないように、次は里山の森林に入っていきます。木漏れ日を歩いていると、分かれ道にさしかかりました。

Shokanokiridooshi  左の道を選んで進んで行くと、切り通したトンネルのような道になりました。「となりのトトロ」に会いに行けそうな雰囲気があります。


Ishidatami  さて、森を抜けると、ふたたび川に合流します。ここは人家が少なく、川を覗いてみると石畳が続いていて、人里離れた秘境の温泉にでも来たような錯覚にとらわれます。流れを見ているだけで涼やかで、初夏のお散歩コースにぴったりです。そらも大満足、私もいい運動になって大満足です。

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2009年2月 3日 (火)

春の予告

Koubai  明日は立春です。ここ数日あたたかい日が続いて、先日ほころび始めた梅の木だけですが、七八分咲きとなりました。立春というフレーズに違和感を覚えないほどの暖冬です。

Engeitoryoin  クリニック周辺に散策路が巡らされています。写真は園芸療法エリア前のアスファルトですが、景観とマッチさせるために色は茶を選びました。でもほとんどはエコグローブという水が浸透する舗装をしてあり、夏の照り返しが少なく、環境にやさしい道となっています。

Newmorieru  ここで運動法としてノルディック・ウォーキングを体験できます。ストックの貸し出しやインストラクター(健康運動指導士と理学療法士の二名)によるレクチャーを受けることができます。今春にホームページを始める予定ですので、詳しくはそこで紹介します。キャラクターとして働いてくれるのはもちろん森エール君です。ということで、少しあか抜けた森エール君に登場してもらいました。お楽しみに!

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2009年1月26日 (月)

relax028 サイクリングする

 あなたが自転車に乗れるならサイクリングしてみましょう。整備されたサイクリングロードの近くではレンタサイクルも利用できます。最近では1万円台で購入できる折りたたみ自転車もあります。川べりや公園まで車で運んで、乗るのも良いでしょう。車の往来が多い繁華街よりも、のんびりと季節の風を感じれる場所がおすすめです。

Road  伊豆には狩野川沿いにサイクリングロードが走っており、伊豆長岡駅などでレンタサイクル(500円/日)を利用できます。

 写真は地元函南の川沿いのお散歩コースです。ジャリ道ですが、自転車をのんびり走らせているお年寄りもいます。360度ぐるりと見渡せる大パノラマに愛犬そらも気持ちよさそう。正面のはるか向こうに見えている山は箱根の山々です。

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2008年7月 9日 (水)

裸足で歩く

 靴下や靴やスリッパに守られて、現代人の足の裏は甘やかされています。足の裏にはツボが集中していますが、次のようにまんべんなく刺激してみましょう。

 まず土踏まずのあたりを両手の親指で探っていくと、痛いところやしこりがあるのでゆっくりもみほぐします。そして、握りこぶしで足の裏をとんとんと叩きます。かかとは手のひらでつつみこんでグッと握ってはパッと開きます。更に、指を一本一本ひっぱったりひねったりします。それから足裏を床につけて指で床をつかんだり、指先でカリカリしたりします。最後に足首をぐるぐると回します。これを起床時と就寝時に行います。

Umikaze2  原始的な感覚を取り戻すために、童心に帰って芝生や砂浜の上を裸足で歩いてみましょう。ガラスや木の枝がないか気をつけて、ゆっくりと足裏の感覚をとぎすまして歩くんです。日常にはない刺激でも人はリラックスします。イラストは静岡県中田島砂丘の写真を加工したもの。流木が二本の脚のようにニョキッと伸びていたので、靴をひっかけてみました。

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2008年4月20日 (日)

草鞋の話

「warajinohanashi.mp3」をダウンロード

 私の好きな大正期の歌人に若山牧水があります。旅・自然・酒を題材に、哀愁をおびた歌が多いことから「漂泊の歌人」と言われています。でも、その文章は意外にもユーモアたっぷりで、彼の人生のひそやかな楽しみが伝わってきます。

 朗読音声は牧水の「草鞋(わらじ)の話」の一部です。「私は草鞋を愛する、あの枯れた藁(わら)で、柔らかにまた巧みに、作られた草鞋を。」で始まります。

 仕事に疲れた時、草鞋をはいて歩き出す。急に新しい血がからだに湧いて、二里三里というから十キロ前後歩くと、すっかり元気になって家に戻ってくる、というのです。現代人には信じられません。疲れた時に歩くなんて、それもあんな薄っぺらな草鞋をはいて10kmも歩いたらヘトヘトになってしまうじゃないか、とつっこみたくなるでしょ。

 その後に草鞋へのこだわりを述べています。草鞋は牧水にとって人生を豊かにする大事なアイテムなのです。今の作家であれば、万年筆や原稿用紙や座椅子なんかを挙げるでしょうね。

Warajim  では、私のアイテムを御紹介しましょう。聴診器や白衣ではありません。山道を軽々と歩くことができるエアークッション登載シューズと、ノルディック・ウォーキングのポールです。仕事に疲れた時、良い考えが湧かない時、運気が下がったと感じた時、リラックスしたい時、しっかり歩くのが良く効くんです。草鞋ははいたことがないけれど、牧水の主張に「そうそう、わかるなあ」とつい相づちを打ってしまう私でした。

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2008年4月 6日 (日)

タイムトラベルの情景

 観客席の間のゲートをくぐると、そこに青い芝生と赤いオールウェザートラックのコントラストが広がりました。見慣れた風景に試合前の興奮が全身を駆け巡ります。ここは駒沢オリンピック公園陸上競技場。

Kyougijou_2  でも、私が陸上競技の選手だったのは二十五年も前のこと。こうして懐かしい場所に身を置いてみると、忘れていたことを色々と思い出します。トップスピードになった時、風に乗って飛べるんじゃないかと錯覚したことも、今は名コーチの高野進選手が同じ練習コースで見せた美しい走りの軌跡も…。

 何故、こんなとこにいるのか、というと、JNFA(日本ノルディックフィットネス協会)公認、ノルディックウォーキングのアクティビティリーダー養成講座を受講しに来たのです。何だか、急に若返ったような気分になりました。講師・スタッフの東北福祉大学の皆さん、御世話になりました。ノルディックウォーキングの普及にかける熱意を感じ、私もちょっとがんばってみようかと思いましたよ。

Kyoujijou2

 それにしても、実際に身体を動かして五感で受け取ったものは、何年経っても決して忘れていないのですね。この風も光も風景も、また時を越えて思い出すことでしょう。楽しみです。

 そこで、本日の私のリラックス法は…、懐かしい場所を訪れて、その頃の五感を呼び戻す、としました

ちなみに、JNFAのHPはhttp://japan.nordicwalking.com/です。

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