relax069 自然農法産の野菜を食べる
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4月に新公益財団がスタートしました
農業と環境と健康を一体のものとしてとらえる考え方や
そこに公益性があると認められたわけです。
もちろん基礎として三十年にわたる
大仁農場と自然農法の
現在、農水省の有機農業補助事業を受けている
NPO法人
生産者・消費者・普及員
自然農法を実現し永続させるために尽
津波の被害にあいながら短期間で農業を再
その結束力と忍耐力には定評があります。
大仁以外に、北海道名寄、秋田、石川白山、
長野阿南、京
微生物応用技術研究所の農場が
他にも広島福富瑞泉郷をはじめ数え切れないほどの
そこでは朝な夕な額に汗
勤しんでいる専門職員やボランテ
学生・研究生達がいます。
更に、経験主義に陥らず、新しい農学を
生み出すために、
大仁・名寄実験農場や熱海生命
土壌学・細菌学・分子生物学・栄養学などを
科学的研究や学会報告を続けています。
そこに大
輝かしい経歴を持った方達
未来を開く学門創生と人材育成のために
もちろん、大仁農場が存続するためには、
周辺住民の皆さ
市長や市職員の皆さんの協力
他にも作物の流通・販売に協力す
消費者団体、農水省や県・市レベルの農政
国会~地方議員、地方の首長などの有識者、
国内外の
協力・協働いただいた団体
枚挙に暇がありません。
病院医師から農場産業医に転身して約十年の私ですが、
こ
しか
本格的
自然農法は自然農法だけで完結し
地域や地球の「環境」、そこに生
土の「健康」とつながって初めて真価
公益財団ともなれば名ばかりの公益性では
許されないはず
礎のネットワークがいかに広くても、
万人が益する
末席に名を連ねる私ができ
私自身の蒙を啓き、意識
真の公益を目指す努力をさせていた
と願っています。
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最近の若者は濃い味を好みます。色に例えれば原色のような味、甘い、辛い、しょっぱいなどです。だから、どんなおかずにもマヨネーズやタバスコをかけてしまう味覚の持ち主が増えています。
野菜や穀物などの作物にはそれぞれに特有な微妙な味わいがあります。元の味わいを殺さないよう、調理や味付けしすぎない食は、粗食というよりも素食と言えます。元気の素、体の基本を作る原点、素材を重視する、などの意味をこめています。素食を時間をかけてじっくり楽しむことで、本来の味覚が復活して、自分を取り戻すことができます。
食という漢字は「人を良くする」と書きますが、生活習慣病は食べるほどに人の健康を悪化させてしまいます。良くするには食をコントロールするのが一番です。また、昨年、カロリーを25%程度減らすことで長寿遺伝子をオンにできるという実験成果が話題になりました。すべての人を長寿にすることは無理でもアンチエイジング効果はあるようです。
しかし、現代人にとっては我慢は最大の苦痛と感じます。我慢をしてきた戦前生まれの日本人も、せっかく得た豊かな食生活を手放すことは抵抗があります。たとえ治療であっても、自由や権利を侵害される気分でしょう。だから、ほとんどの人は切羽詰まってからしぶしぶ食を変えることになります。
そこでおすすめなのが、味わいと腹八分目を大切にする食養生にゆっくりと移行していくことです。単に味覚や体重や生活習慣病の数値が適正になるだけでは現代人は食事を変える気持ちはなかなかおきません。本当に必要なのは、健康を害さない食や食べ方をしても、毎回の食事が美味しく、楽しめ、一回一回の満足度があがり、日頃のストレスを「食の破綻」で解消する必要がなくなり、自分だけが損をしているような気持ちにさせないという「効果」なのです。社会活動や苦労を経験することで脳内の遺伝子の働き方が変わり、脳神経のネットワークが改変されることがここ十年で解明されつつあります。頭の柔らかい子どもだけでなく成人も「脳が生まれ変わる」わけです。昔ながらの食行動・食養生が最先端の科学のもとで肉体ばかりか心理・脳を「良くする」ことが明らかにされる日も近いかもしれません。
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リラックス法の67番目は「おいしい水を飲む」です。
人体の60%(新生児は80%)は水でできています。だから、水を飲むことは単にのどを潤すだけではなく、体の成分の入れ替えと考えてください。水無しでは人間は生きてゆけないのですから、いのちをつなぐためでもあります。
とは言え、ここではリラックス法ですので、「おいしい水」を飲むこと自体を楽しんでください。もちろん、水質汚染が問題となっている今日では、「安全性」は欠かせません。
ミネラルウォーターは色々ありますので、いろいろと飲み比べてみることであなたに合う水がどんなものかがわかってくると思います。軟水がいいのか、硬水がいいのか、後味はどうか、毎日飲んでもあきないか、料理にあうか、そして、お金をどれくらいかけられるか、など一度は検討してみてはいかがでしょうか。その結果、選ばれた水はあなたにとって極上のワインにも等しい価値あるものになります。
大仁瑞泉郷のある伊豆の国市浮橋地区は昔から美味しい水が湧くことで知られていたようです。今はミロクという会社がプレミアム天然水として商品化しています。伊豆では他にも取水できる名水が色々とあります。
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仏映画「未来の食卓」が待望のDVD化されます。
南フランスの小さな農村の村長が、子どもや高齢者の給食を有機農業に転換すると宣言します。科学的エビデンスも弱く、反対者も多い中で、無謀に見える施政方針。多くの住民たちが戸惑う中で、子どもたちが、給食の調理人が、村人たちが少しずつ変化し始める。
一方、農薬の調合をする度に鼻血を出し、それでも有機農業への転換に気乗りのしない農業者が登場します。視界を遮るほどの白煙をあげる農薬散布車の中には、感染や放射線から身を守る防護服を彷彿とさせる彼の姿があります。おそらくエビデンスや経済性を盾に彼は最後まで方針を変えないでしょう。しかし、私たちは彼を責められないはずです。
タバコの有害性のエビデンスがこれほどまでに揃わない時代に、なぜ医師や施政者は禁煙化をすすめなかったのでしょうか?それは健康社会を目指そうというリーダーシップを発揮することへの尻込みをしたからです。
この映画の原題「子どもたちが我々大人を告発する」は、未来を守るための決断を迫る厳しさがあります。しかし、説明を尽くして説得しようという雰囲気には欠ける映画ではあります。日本のドキュメンタリーのような厳密なものを期待する向きには応えてくれないでしょう。牧歌的な子どもたちの笑顔、それを永遠に守っていきたいとあなたは思うか、あくまでもそこが中心です。
長野県の教育委員長だった大塚貢氏がこの映画をわざわざ東京まで見に行って感銘を受けていました。子どもたちの不良行為や不登校で崩壊寸前の真田町に赴任した大塚氏は父兄や教師の反対を押し切り、給食を完全米飯食に変えました。結果、見事に子供たちは落ち着き、大塚氏が辞した後もその成果は続いているそうです。
映画を見て、大塚氏は更に確信を深めています。そういう火種を伝えていく映画だと思います。
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大仁農場で行われている積み上げ型の「家庭菜園入門コース」が好評を博しています。大仁まで来られない方のために何とかならないかと自然農法スタッフが検討し、教材セットを作成しモニターを募って試験的に運用した結果、今春から通信講座を開始する運びとなりました。
受講期間は6ヶ月(春と秋の2コース)でレポート提出6回(添削サービス付き)、栽培実習を課題として取り入れています。受講料は1コースにつき27,800円です。資料請求は上記のリンク先へ。
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おしらせです!農林水産省の農医連携促進モデル事業になった広島の福富自然農法普及会が
を開催します。
北里大学の副学長をされている世界的な農学者、陽捷行(みなみかつゆき)氏が「いのちと環境を守る農医連携」と題した基調講演を行います。その後に陽先生を交えて、地元農家、食育推進家、そして大仁瑞泉郷から宮島専務理事と医師代表として私がフォーラムに登壇する予定です。
メインテーマの「農医連携で健康なまちづくりを」に沿った形で、私の方からは農の受け皿としての新しい医の構築、グリーンメディスンということを提案したいと考えています。お近くの方は是非ご参加ください。
チラシのダウンロードは冒頭のリンク先から行ってください。
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これからの時代、農業と環境と医療の連携をすすめなければいけない、というのが北里大学の主張です。そこで農医連携という言葉が生み出されました。定期的にシンポジウムを開き、広く市民に聴講してもらい、ネットでも動画を公開しています。そして、医学部をはじめとする大学教育の中にも農医連携の授業と実習を開始しました。その教育プログラムの一部が文部科学省推進事業に選ばれています。
農水省の今年度補正予算にも農医連携事業が認定され、民主党政権のもとでも行使されています。もともと民主党は有機農業や環境保全を積極的に進めていました。自民党でも民主党でも公認の事業になったということです。
世の中の動向が、北里大学学長室通信「情報:農と環境と医療」という形で、ペーパーとホームページで定期的に情報発信されています。その52号に奥熱海療院で配布している「自分でできるリラックス法101」が紹介されました。ここ大仁瑞泉郷でも農医環境連携を「医・農・地(いのち)の輝きを守る」と表現して始動していることを取り上げてくださっています。
これは単なるブームではなく、必ず新しい価値観となっていくだろうと私は考えています。
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先日「ごはんがこども達を変えた!~熱血先生・大塚貢の挑戦~」(毎日新聞社北海道支社」という本を読みました。大塚先生は元・長野県真田町(現在は合併で上田市)の教育長として給食をはじめ様々な改革に挑み、不登校や非行が多かった町のこども達を変えてしまったのです。
反対する教師やPTAを説得して給食を完全米飯食にし、肉を減らして、副食を魚中心にした結果、非行ゼロと学力向上を達成しました。その行動力にはただただ感服です。
実は、この4月に大塚先生が大仁瑞泉郷を視察に来られました。下の写真は奥熱海療院の食堂で、食養生のコンセプトを説明する私の話に熱心に耳を傾けてくださった大塚先生です。
私が感服したのは先生の信念を貫く行動力だけではありません。自分の業績を大きく見せようとせず、私達の始めたばかりの取り組みをじっくり聞きほめてくださる、その誠実で謙虚な姿に驚いたのです。
後日、伊豆新聞社の記事などに先生の御写真を掲載して良いかを手紙で問い合わせしたところ 、わざわざ電話で「喜んで」との返事をいただきました。多くの方々にこの本を読んでいただき、子ども達のために少しでも明るい未来が開かれることを願っています。
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さて、喜ばしいニュースが二つあります。
一つ目は21年度有機農業モデルタウンの追加公募で、三島市有機農業推進協議会が採択されました。食育推進都市宣言をしている三島市のがんばりがまた一つ認められた形になりました。以前、御紹介した三島市の山田川流域里山再生事業で大仁農場も協力させていただいているため、喜びもひとしおです。
もう一つは今年度の補正予算で農医連携推進事業に2億円を計上したのです。北里大学などの学から官へ、農医連携の輪が広がったことは大きな意味があります。
さて、私も近所の土地を借りて、自然農法の畑を始めました。元はイタドリ、スギナ、カラスウリが繁茂していたところで、同じ地域の住民が機械で開墾してくれたのです。そこに鍬を入れながら、少しずつ丁寧に開墾し、畑にしているわけです。
今日も熱中症にかかりそうになりながら、一畝作って野菜の種を蒔きました。今のところニンジン・二十日大根・枝豆・京菜・サニーレタスなどが収穫できています。まだ、開墾していないところもあるので、秋蒔きに間に合うようがんばっています。
農薬・化学肥料は一切入れない自然農法菜園です。畝巾や株間を広くとり、コンパニオンプランツやマルチを利用しています。更に、初年度は堆肥さえも入れません。余った有機質が内臓脂肪のように溜まっていくとやっかいだからです。三年~五年で収量があがるようにし、また、連作試験も行いたいと考えています。
同じ作物を植え続けることで病虫害が発生しやすくなるのが連作障害です。しかし、人間はほぼ同じようなものを毎日食べ続けています。食べ物が入り栄養を吸収する腸には腸内細菌が無数にあり、ちょうど畑の土壌と同じようです。連作試験の成功は健康的な食生活のヒントになるのではと考えています。
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