童話「泣き虫カバ先生」
今回はオリジナル童話「泣き虫カバ先生」をお送りします。泣き虫のカバのお医者さんはあることをきっかけに涙が止まらなくなってしまいます。製薬会社のキツネは効果のある新薬をすすめます。さて、カバ先生はどうなるのでしょうか?笑いあり、涙あり、前向きになるステキな童話です。ぜひお聞きくださいね。
キツネはキツネなりにカバ先生のことを心配しているようです。でも、薬では本当には良くなりません。まるで、不思議な国でアリスの体を大きくしたり小さくしたりする食べ物のように、「帯に短しタスキに長し」中途半端なコントロールしかできません。しかし、最終的にカバ先生は自然と改善に導かれます。
泣き虫は決して欠点ではなく、カバ先生の特徴なのです。そして、涙が止まらなくなったこともカバ先生が成長するきっかけとなる天からのプレゼントでした。キツネはそんなこととは知らず、キツネらしい物の見方でハッピーエンドを見つめて喜んでいます。
でも、カバ先生にとってキツネは天の使者かもしれません。七転八倒したおかげでゴールにたどりつけたのですから。世の中のすべてに意味と役割があると考えると、腹の立つことも少なくなるものです。
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