自然

2012年5月25日 (金)

2012年初夏の大仁瑞泉郷

5月に入って何日か汗ばむような夏日を経験し、青葉が繁って森がこんもりし始めました。まずはツツジ山の様子をご覧いただきましょう。

Tutujiyamabanshodai

次はツツジ山をバックに洋風ボタン園。

Botantutujiyama

北側には藤棚があります。

Fujiroad

そして、療院周辺の散策道も森林浴ができるようになりました。

Shinrinyokusansakudou

散策に良い季節になりましたので動画を二本紹介しましょう。奥熱海療院の周辺には農場を一望できる万象台という展望台があります。まずはそこまでの道のりを鳥の声を聞きながら歩いてみて下さい。

次は健脚向きに用意されたアップヒルの道です。少し自信の無い方もノルディックウォーキングなら無理なく登ることができます。がんばったご褒美に天城連山や富士山が美しい姿を見せてくれるかもしれません。

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2011年4月 2日 (土)

自らを更新、見る者も更新

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 今年も我が家のユキヤナギが見事に咲きました。元の土地に自生し、造成時にユンボで根こそぎ掘り起こされた後に復活したものです。花後の種が飛び散り、あちらこちらに子どもが育っています。また、診療所の庭にも株分けした子どもが立派に成長しています。と言っても本家はおじいちゃんになることなく、毎年ドンドンと新しい枝に更新されて、永遠に若々しさを保っています。それを見る私は確実に年をとっているのに、感動は更新され、新生の祝福を受けている感じです。

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 春の花は飲食や金品や住居などの実利をもたらすものではありません。人は生きることに必死であれば、花を無視しても生命を維持することができます。しかし、花は生きることのつらさを減らし、生きる喜びを思い出させてくれます。石巻市の避難所に東京療院の医療スタッフが運んだ花もそうした働きをしてくれたようです。リラックス法は時として生命へのエールになり得ます。

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 そのリラックス法を紹介する本ブログも開始して三年を数えます。来院者に待合室で読んでもらうために、パブロ!というサービスを使って一冊の本にしてみました。200頁以上の本が安価に、しかも製本も装丁も紙質も充分満足ゆくものになって出来上がりました。

 さて、3月までは傾聴について連載してきましたが、大地震という未曾有の災難に見舞われた日本では、傾聴ボランティアとともにグリーフケアへの要望が急激に高まるものと思われます。そこで、4月からはグリーフケアの知識と具体的な実践方法について引き続き連載をしていくつもりです。

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2010年7月 3日 (土)

relax058 水の流れを楽しむ

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 水は不思議な物質です。一つの形にとどまらず、器にあわせて姿を変え、流れたり、波打ったりします。液体だけでなく、氷にもなれば水蒸気にもなります。川や滝や噴水など屋外で水の流れる音に耳をすませてください。水面も光をあびて千変万化します。その姿をボーッと眺めているだけで、気持ちがスーッとしてくるでしょう。屋内でも水の流れを楽しめるようなインテリアもあります。

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2010年1月26日 (火)

冬の自然観察セミナー

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 財団法人環境科学総合研究所の樹医勝倉先生の自然観察セミナーの日がやってまいりました。冬のさなかですが陽射しがポカポカし、風もおだやかで自然観察びよりとなりました。本日のテーマは、冬芽を見る、です。
 冬芽には葉っぱがそのまま寒風にさらされる裸芽とヨロイにつつまれた鱗芽があります。まずは、ゴンズイ。4枚の芽鱗に包まれ、宝珠のような形で、たいていは枝先に二つ仲良く並んでいます。

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 次はタラノキ。森の中のタラちゃんはかわいらしさは全く無く、ヘヴィメタ系です。迫力のあるトゲに、金髪に染め上げたような芽鱗に囲まれた冬芽。でも、タラノメは天ぷらにするととっても美味しいんだけれど‥。

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 そして、香り高いクロモジの冬芽は真の癒し系です。赤い帽子と赤い手袋をはめて、腕を広げて、「私を見て!」という風の愛らしい形をしています。


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 次は樹木の冬芽ではなく、フキの花芽です。まだ開花せず、じっと寒さに身をこごめている感じで、まだ青さは無く、まるでトリュフか何かのようです。でも、希望に胸をふくらませているようにも見えます。

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 最後は福寿草。春を待ちわびる全ての人に福と寿をプレゼントするように、キラキラと光かがやいています。春は一歩一歩近づいて、自然は着々とその準備を進めています。

 

 

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2009年10月22日 (木)

秋の芝桜

Akinoshibazakura  大仁瑞泉郷の洋風公園は春になると芝桜が見事に咲くことで有名です。しかし、なかなか秋の芝桜の様子をお伝えする機会がないので、現在の様子をお伝えしましょう。

 写真のように、青々とした葉が元気に繁っています。来年の芝桜はきっとまた見事に咲いてくれるでしょう。今も季節を間違って数輪の花が咲いていました。春に思いを馳せながら池畔をめぐってみました。

Cosmosbatake  さて、秋といえばコスモスです。瑞泉郷の駐車場に隣接した空き地一面に背が低いコスモスが咲き誇っていました。秋桜というだけあって、冬に向かう前の桜色は見る人を元気にしてくれます。収穫まつりまで咲いてくれれば良いのですが‥。

Yuukeis  公園から療院敷地へ戻ろうとした時に山の端に太陽が沈みかかると、秋空の一部が燃え上がりました。自然が空のキャンバスに描く絵のすばらしいこと、しばし眺め入りました。

 自然は癒しになりますが、人間がつくる癒しがしばしば陥るような過剰サービスにはなりません。自然は決して媚(こ)びないのです。だから、人を癒し依存症にしてしまう心配はありません。甘い物のように体を悪くすることもありません。

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2009年9月30日 (水)

秋の狩人

 この時期になると、あちらこちらに蜘蛛の巣が張られています。散策すると人間が引っかかってしまうことがよくあります。冬越しのためにエサを大量にストックしているわけです。

Yorunokaeru  写真は可愛らしい置物のようなニホンアマガエルです。秋の夜長に深い思索にふけっている哲学者にも見えます。でも、これも電灯に集まってくる虫を狙って来ているんです。アマガエルの皮膚にはフグの毒と同じテトロドトキシンが少量あり、触った手で目をこすると大変なことになります。食べられないようにするための防御策です。

 自然はいのちの循環の中にあって、誰に教えられるわけでもなく、それぞれが生き残るための方法を身につけています。

 

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2009年9月29日 (火)

初秋の自然観察セミナー

Jyuendama  財団法人環境科学総合研究所の樹医勝倉先生の自然観察セミナーの日がやってきました。見頃の花が少ないこの時期にも、自然はさまざまなことを教えてくれます。

 ひょいとカタバミの葉を摘んで、「十円玉、無い?」と勝倉先生。昭和58年生まれの古びた十円玉を取り出して、カタバミの葉で磨くとずいぶんきれいになりました。これは葉にシュウ酸が大量に含まれているからだそうです。昭和58年と言えば、私の学生時代最後の年です。初心に戻れ、というメッセージでしょうか?ともあれ、自然を使った手品に子どものように喜びました。

Ajisaiowari ガクアジサイの周囲にあるのはガクが変化した装飾花ですが、この時期なぜか裏返っています。これは花びらのない真花が受粉して実をつけると、ニセ花である装飾花が「もう受粉の必要ありません。私のところはもう済んだので別の花に回ってください」と虫に教えているようなのです。種の保存のためとは言え、面白い行動です。

 人間が生まれてくるよりもずっと以前から植物と虫は蜜月関係にあります。虫にはわかっていることでも、ポッと出の人間にはまだまだ知らないことが多いのは当然ですね。

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2009年7月14日 (火)

自然観察ミステリーツアー

 財団法人環境科学総合研究所の樹医勝倉先生の自然観察セミナーの日がやってきました。真夏日となった今日は瑞泉郷ミステリーツアーと称して、涼しくなるスポットで珍しい草花を観察しました。

Kusaajisai  今日一番のおすすめはクサアジサイです。アジサイとは違い、低木ではなく草ですが、微細な花の集合体が可愛らしくて参加者一同たいへん気に入りました。アジサイは大きく目立った装飾花(実はガク)が特徴ですが、クサアジサイでは写真の右下にある形の異なった花びらだけが装飾花で、後は本物の真花です。何でこれだけなの?とまさに自然のミステリーを驚き楽しみました。

Ryouinsuiden  さて、ツアーの最後に勝倉先生と記念写真を撮ってもらいました。大仁農場の水稲班が今年がんばって拡張した自然農法水田をバックにしています。そのうしろの小高い丘の頂上には奥熱海療院が見えています。今年は農医連携の地をめざすぞ!という願いがこめられた一枚となりました。

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2009年5月28日 (木)

ディテールに神は宿る

 建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉に「ディテール(細部)に神は宿る」があります。優れた建築作品には人智人力を越えた素晴らしい細部がある、という意味です。

Pinkego  自然の世界にも、そんな感動的なディテールが随所にあります。まずはエゴノキ。特に園芸種ではなく雑木に過ぎませんが、花つきが良く、長い柄を持って垂れ下がる小さな花が一斉に開き、鈴なりになります。写真は移植したピンクの花ですが、クリニック周囲はほとんどが自生のものです。

Koajisai  そして、コアジサイ。もともとクリニック周囲はコアジサイの群生地だったのです。はじめて薄暗い林の中でコアジサイの花を見た時は、妖しい美しさに息をのみました。花だけが青白く浮かんで見えるのです。そして、アジサイは装飾花というニセの花がほとんどであるのに対し、コアジサイにはそれがありません。

Koajisai2  つまり、小さな小さな本物の花が集合しています。小さな花には花びらと長い雄しべ・雌しべがあって、拡大してみると星を細工したかのような美しいディテールを持っています。ぜひルーペを持って見てあげてください。感動すること間違いありません。

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2009年5月22日 (金)

初夏の自然観察セミナー

Shizenkansatukai  二ヶ月に一度、大仁農場にある環境科学総合研究所の勝倉研究員にお願いして、療院スタッフに周囲の自然を観察する方法を教えていただいてます。勝倉さんは樹医でもあり、植物に関する質問なら何でも答えてくれます。

 今回は療院の散策路から少し入った林の中に足を踏み入れました。虫やヘビやウルシに注意しながら、勝倉先生につき従って、小さな草木についての話を聞きます。

Hanshozuru  写真はハンショウヅルです。紫の花が火事の時に鳴らす半鐘に似ているクレマチスの仲間です。蔓が他の木にからまって、小さな花がツリー飾りのようにぶら下がっています。花のように見えるのはガクだそうです。

Ginran_2  キンランとギンランという絶滅を危惧されている野生蘭も見ることができます。きれいだからといって家に持ち帰っても、栽培はできません。これは根にある菌や樹木に支えられて生きているからです。写真はギンラン。両方とも守ってあげたいほど可憐な花ですね。

 小さな自然に目を向けてみると、しみじみと何かを語りかけてくれるようで、とても癒されます。

 

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