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2011年2月18日 (金)

言葉の交差点マナー

Crossing

 傾聴の玄関口で片付けておかないといけないことがまだあります。すでに身についてしまっているコミュニケーションの癖のチェックです。
 これを運転マナーになぞらえて「言葉の交差点マナー」と呼びます。

 まずは①出会い頭事故。自分の言葉が相手の発する言葉といきなりぶつかってしまうことを意味します。交差点に入る前の慎重さがあれば、相手の発語を察知できるものです。もし、ぶつかってしまったら、謝って、相手から話してもらうようにしてください。逆に、相手の言葉をさえぎってでも出ようとする確信犯もあります。これは傾聴する立場として致命的なので、意識して修正しましょう。

 次は②一時停止無視。話す前に、十分な沈黙を確認することが大切です。沈黙が苦手な人が陥りやすい失敗です。

 そして、③アイコンタクト。相手と視線が合った時に、話し出しますよのサインを送ります。これは心だけでも良いのです。心が動けば、口元や身体が無言の合図を送れるからです。

 更に、④譲り合いの精神。あなたが何を話したいかではなく、相手が何を話したいのか、聞いてもらいたいかが優先されます。どうぞお話しください、という余裕を常に持ち、先を急いではいけません。早くゴールに着きたがると、信頼関係を結ぶプロセスが台無しになります。

 傾聴の立場として最悪なのが⑤威嚇クラクションです。なぜか話し出しが相手を否定してしまう言葉になってしまうクセです。「でもね」「いや」「けれど」「と言うか」などです。「あーあっ」 「ちょっとね」 「ええっ!」「うえっ」「う~ん」「れれれ」否定ではなくても、相手が驚いたり、気をくじかれたり、二の足を踏んだりさせてしまう口の開き方は治したほうが良いでしょう。

 学生時代に、私が話した後を必ず「と言うか」で受ける友人がいました。その後に続く言葉は必ずしも私の発言の言い換えや否定ではないのです。また、本人に悪気もありません。でも、なんだか上から目線で話されている感じがするのです。振り返ってみるとつくづく損なクセだと思います。でも、誰でもひとつぐらい自分でも気づかない困ったクセがあるものです。

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