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2011年2月15日 (火)

傾聴の玄関口

 あなたが傾聴のお家だとして、相手はその玄関口に立つだけですべてを察知して、一歩入るか、それとも退散するか、早い段階で心を決めます。

 だから、傾聴の玄関口はちゃんとしておかなければ始まりません。導入の表看板と言っても良いでしょう。①視線、②表情、③声、④相づち、⑤耳、⑥手、⑦姿勢、⑧衣服、⑨足、⑩物腰、⑪受け入れの雰囲気と心などがあげられます。

Keichoeye

 視線は相手の首もとあたりから、相手の目を見たり、目を細めたり、鉛筆などに落としたり、という風に自然な流れを作ります。記録ばかりに目が入って相手の様子を見ないようでは真剣さや親身になっていることが伝わりません。

 表情はおだやかですが、無表情では無く、ある程度の感情を表現します。相手の目にどう映っているのか、鏡を見て練習しましょう。微笑んでいるつもりでも、そう見えない時があるからです。逆に大げさに喜怒哀楽を表すとからかっているような印象になってしまいます。声もそれにあわせて抑制を効かせた落ち着いた方が良いでしょう。

 相づちは「聞いている、賛同している」ことを表明し、相手の話しやすいリズムを生みます。これもやり過ぎは禁物です。聞き逃して、何度も聞き返したり、「えっ?」と声をあげたりすると、相手は気持ちが萎え、すくみます。腕組みしたり、髪の毛をいじったり、手や足を揺すったり、指やボールペンを鳴らしたり、鉛筆回しをしたり、というのも印象が悪いので、是非傾聴の研修会・勉強会であなたのクセをできるだけ指摘してもらい、治すように努力してください。また、時計にすぐ目をやってしまうのは「早く終わらせたい」、腕組みは「あなたを受け入れたくない」、という潜在意識の表現になります。玄関口は良くも悪くもあなたの心を反映してしまいます。

 あなたが「よくいらっしゃいました。緊張しないで、ご自分のペースでお話をしてください。私はあなたを全面的に受け入れますよ」という傾聴モードになっていれば、自然と玄関口もきちんと整えられるはずです。

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