上田敏「海潮音」をポップな曲調で歌う
今回の朗読音声は上田敏の訳詩集「海潮音」。内容は秋のセンチメンタリズムを増強する哀愁に満ちたものばかり。ですから、朗読の後に思いっきりポップな曲調で歌ってみました。これで鬱々とした秋のセンチメンタリズムをぶっとばしてください!
落葉 ポオル・ヴェルレエヌ
秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。
鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。
げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。
山のあなた カアル・ブッセ
山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
曲に込めたメッセージは、「今は近くに見あたらないけれど、必ず幸せがあるんだから見つけてみせるさ!」という前向きなものです。出口が見つからないだけであきらめないで。春が来ない冬は無く、明けない夜は無いのだから。
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