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2009年6月21日 (日)

relax036 陶芸・書

 高度な趣味に陶芸や書があります。上達まで時間がかかること、技術的に難しいこと、などで敬遠されがちです。しかし、忙しい生活に振り回されている人にとって、他のことを考えずに静かに熱中する時間が生活や心身のリズムを整えてくれます。同時にできあがった作品によって達成感が得られます。ちなみにドイツのベルリン大学CAMセンターには彫刻療法があるそうです。

Toku1  奥熱海療院のお茶室に掲げる御軸を一つ御紹介しましょう。京都紫野大徳寺・徳禅寺 良庵橘宗義(たちばなそうぎ)師(1941~)の真筆です。大徳寺は名僧や名筆で有名な禅寺です。MOA美術館岡田茂吉賞を二度にわたり受賞した画家の千住博氏が襖絵を描いていることでも有名です。
 文字は「徳不孤必有隣」(徳は孤ならず、必ず隣り有り)で、論語の中の言葉です。直接の意味は「道徳は孤独であることはなく、必ず同類を周辺に持つ」、転じて「徳のある人物の周囲には必ず人が寄り集う」と解釈されます。
Toku
 注目すべきは「徳」のくずし字です。温かみのある丸みをおび、見る人によって様々なとらえ方ができる形になっています。私にはお堂で手をあわせて祈っている徳の高いお坊さんの姿に見えます。

 

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