ディテールに神は宿る
建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉に「ディテール(細部)に神は宿る」があります。優れた建築作品には人智人力を越えた素晴らしい細部がある、という意味です。
自然の世界にも、そんな感動的なディテールが随所にあります。まずはエゴノキ。特に園芸種ではなく雑木に過ぎませんが、花つきが良く、長い柄を持って垂れ下がる小さな花が一斉に開き、鈴なりになります。写真は移植したピンクの花ですが、クリニック周囲はほとんどが自生のものです。
そして、コアジサイ。もともとクリニック周囲はコアジサイの群生地だったのです。はじめて薄暗い林の中でコアジサイの花を見た時は、妖しい美しさに息をのみました。花だけが青白く浮かんで見えるのです。そして、アジサイは装飾花というニセの花がほとんどであるのに対し、コアジサイにはそれがありません。
つまり、小さな小さな本物の花が集合しています。小さな花には花びらと長い雄しべ・雌しべがあって、拡大してみると星を細工したかのような美しいディテールを持っています。ぜひルーペを持って見てあげてください。感動すること間違いありません。
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