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2009年1月19日 (月)

relax026 故人をしのぶ

 身内や親しい人が亡くなるというのは辛い経験です。二度と会えないという淋しさや哀しさ、そして人生の虚しさを感じ、しばらく心にぽっかり穴があいたようになるものです。しかし、時がたつにつれて、心の傷は癒え、次第に故人の面影も徐々に薄れていきます。

 忘れるというのは薄情のように見えますが、心を守る働きなのです。長年、故人の死を受け入れられずにいると、残された人の心や体が病んでしまうことがあるからです。あなた自身も自分が死んだ後、知人には涙を流してもらいたいけれど、何年も引きずってもらいたくないでしょう。

Jiineru  日本には墓参りやお盆やお彼岸など良い習慣があります。普段忘れて良いのは、そうした機会があるからです。心の傷が癒えた後に故人をしのんで思い出を楽しく語り合ってみてください。なつかしい面影が一時的に鮮明になり、楽しい記憶がよみがえってきます。その人のことを全く忘れてしまったわけではなく、心の宝石箱に大事にしまっておいたのです。

 故人の思い出話をした後に、心が満たされ、安堵感が広がることがあります。それは、「死んだら終わり、私の存在は無かったことになってしまう」という人生の虚しさが少し薄まるからだと思います。他人とのきずなは大切しなくちゃ、と思える瞬間です。

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