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2009年1月13日 (火)

relax025 なつかしい映画・アニメ・本

 映画・漫画・アニメなどのメディアは比較的新しいものと思っていましたが、いつのまにか歴史を重ねて文化として独り立ちするほどに発達してきました。ですから、なつかしい思い出とともに心に残る映画や漫画が誰にでもあるものです。おそらく多くは子ども時代にワクワクした思いで眼にしたものでしょう。もう一度見なおしてみると往時の感動がよみがえり今の自分を元気づけてくれます。

Funanori  朗読ポッドキャストを始めて、子ども時代によく聞いていたレコード絵本という媒体があったことを思い出しました。昭和三十年前半生まれの私にとって子ども時代はテレビよりも絵本が娯楽でした。そんな時、母親が情操教育のために無理をしてステレオセットとともにレコード絵本シリーズを購入してくれたのです。

 そのうちの一冊「ふなのりシンドバッド」は、文章が井上ひさしさん、絵が久里洋二さん、そして演ずるのは黒柳徹子さんや熊倉一雄さんという豪華さです。言葉遊びのような調子の良い歌がたくさん挿入されたミュージカル仕立てで、それはそれは時を忘れるほど楽しいものでした。今でもそれらの歌を口ずさむことができます。

 もうすでに絶版になっており、CD化されていませんが、私の実家の別荘にしっかりと残っています。先日、宮沢賢治の「かしわばやしの夜」を音読していると、その中の「メダルの歌」が「ふなのりシンドバッド」に出てくる「ボタンの歌」の発想のヒントになっていることに気づきました。四十年以上経っての発見に心おどりました。子どもたちに心から喜んでほしいと願って、作り手自身も楽しみながら作っていたのだと思います。

 

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コメント

新美南吉のうた時計が聞きたくて、このブログを知りました。
落ち着いた声で聴きやすかったです。
さすがリラックスの先生です。 私も趣味で朗読を楽しんでいますので参考にさせていただきます。
また覗かせて頂きます。

投稿: 鶴りん | 2009年1月16日 (金) 15時13分

コメントいただきありがとうございます。
朗読は心が豊かになります。
テクニックはありませんが、その楽しみが少しでも伝わればと願っています。

投稿: ok-max | 2009年1月16日 (金) 17時52分

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