relax009 花・木を育てる
植物は物を言いません。しかし、愛情と手間をかければ良く育ち、手を抜くとうまく育ちません。素直な子どもの母親になった感じです。花屋で買ったものと違い、種から育てた花のいとおしさは格別です。 植物は生き急ぐということはしません。そして、季節や時間の流れに忠実です。樹木はゆっくり大きくなり、形が整って、花付きが良くなるのに二年以上かかる場合があります。花壇や庭をつくる時には将来の姿を思い浮かべて植えます。二年後の自分へのプレゼントのつもりで作業します。究極のスローライフです。
土いじり、水やり、雑草とり、花がら摘みなどのお世話は何故やるのかわからなければ苦痛でしょう。しかし、植物はその恩返しを必ずしてくれます。しかも、毎日少しずつやれば、ほんの数分で終わる作業です。
自然の偉大さ・不思議さを知る機会にもなります。去年咲いた花から種が落ち、忘れていた頃に花を咲かせて驚かされます。アジサイの葉を切って、清潔で湿った土に挿すだけで、翌年には花が咲きます。
プランターやハンギングバスケットを使った花の寄せ植えは、省スペースで凝縮した美を感じることができます。はじめはうまく行かなくても、だんだんうまくなって、他の人の目も楽しませたくなるでしょう。
写真は5月から芽を出し、半年ほどで4mほどに育ち、この時期に大輪の花を咲かせる木立ダリアです。今年4年目。10月に風で倒れてしまいましたが、妻の協力で立ち直り、無事開花しました。
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