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2008年11月

2008年11月30日 (日)

relax017 虫捕りにでかける

 今の子どもは虫捕りにでかける機会が少ないと思います。虫はデパートで買う物と誤解している子どももいるほどです。あなたが虫捕りの経験があれば、探検団のリーダーになったつもりで子ども達を引き連れて行きましょう。

 カブトムシもクワガタも幼虫は冬越しします。クワガタは成虫になっても冬眠します。ということは冬でも昆虫採集はできるのです。堆肥場を探せば見つかることがあります。大仁瑞泉郷では春~六月末までの期間限定でカブトムシの幼虫採集が楽しめます。

 木の根元に先細りの袋がついているのを発見することがあります。これを引っ張り上げると地面からズルズルと袋が出てきます。そこには何とジグモが隠れています。この袋はエサとりのための巣ですが、底でジーッとひたすら待っているジグモが大人の目から見ると実にいじらしいです。でも、子どもはそんなことはおかまいなく、面白がって次々と引っ張りだしてしまいます。虫捕りは節度を保って‥。

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2008年11月29日 (土)

relax016 遊具であそぶ

Yuugu  遊具は子ども向けのものですが、誰もいない公園や家にあるブランコならば、大人でも少しの時間は遊ばせてもらえるでしょう。夫婦でブランコに揺られながら、話をしたり、景色がリズミカルに変わるのを見たりするとリフレッシュできます。

 写真は伊豆の国「市民の森」の遊具です。遠くにこうした遊具が見えると子ども時代はわくわくして駆け寄ったものです。父親になると、背が高いので子どもより先に見つけますが、自分がかけ出したいのをぐっと我慢して、子どもに「ほら、あそこに面白そうなものがあるぞ」と大声を出してせかしてしまいます。そして子どもと遊ぶ振りをして、自分も楽しんじゃっているわけです。

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2008年11月25日 (火)

relax015 水遊び・泥遊びする

Kawaasobi2  無邪気にあそぶというのは、大人の知恵や計算をはたらかせず、子ども時代に戻ってあそぶということです。頭を納得させるのではなく、五感を働かせ、五感を喜ばせる内容が良いでしょう。
 さて、水や泥で遊ぶとなると大人は後かたづけや洗濯のことをまず考えます。汚れても良い場所・格好で、子どもと水遊び・泥遊びを思い切りやってみてください。大人だけだったら、川遊びがおすすめです。でも、今は子供も無邪気に遊べなくなっているようです。

Kawaasobi1  私の住む団地の裏山に巨岩がゴロゴロと横たわっている川があります。写真は引っ越したばかりの頃に近くの友人夫妻に案内されて川遊びをした時のものです。小さな滝もあって、なんだか辺境の地に訪れた感じです。川沿いの樹木に太ももほどのツルが垂れ下がって、輪っかになった部分に腰かけてブランコができたのには感動しました。帰って子供に伝えると「そんなの知っているよ。ともだちとよく遊びに行くもの」と言われました。おかげでたくましく育ちました。
                   

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2008年11月24日 (月)

出張時の健康維持のコツ

 この22日~23日は学会出席のため神戸に出張しました。連休中であったため非常に混雑し、行きの新幹線はデッキで立ち続けでした。こうした出張で体調をこわさないようにするために、私が気をつけていることをお伝えしましょう。

Momijiike  まず、学会や会合の時間が長い場合、合間になるべく歩く、ということです。頭が疲れているので体も疲れているように思えますが、よく考えるとそう動いていないことがあります。場所の移動や昼休み時間などひたすら歩くのです。ですから、出張先の付近の地図を必ず用意しておきます。たった15分でもかなりの範囲、歩けます!坂道はナンバ歩きをすると楽にいけます。

 次に、街中でも自然のある所に足を運ぶということです。近くの公園や寺社で短時間でもしばしのリラックスタイムを過ごします。今回は学会場の近くに相楽園という日本庭園があり、昼休みに訪れました。

Koimomiji  そして、食べ過ぎない、飲み過ぎないことです。米のご飯をしっかり食べる。名産品はやたらと飛びつきません。そしてお腹一杯ならば、一食抜かす位な気持ちでいる、これが海外出張の時にはかなり効果を示します。

 更に、夜更かししないで、朝早く起きること。早朝から名所旧跡に足を運ぶのも良いでしょう。ストレスがたまっているんだから、解放感を味わいたいとおっしゃる方が多いのですが、逆にそのためにどんどん疲れがたまってしまっていることに気が付かないのです。この方法で私自身が時差ぼけや船酔いがなく長期海外主張をこなせているので、絶対おすすめです。

 さて、相楽園では紅葉が池の水面に映り、黒いコイが錦の衣をまとっているように見えました(写真)。コイは優雅に泳いでいるだけで、自分が泳いでいる姿や起こしている波紋の美しさを知りません。私たち人間はそれを楽しむ能力と機会を与えられています。ほんの十数分間ながめているだけで、ぐっと心身のバランスがとれるから不思議です。もちろん、普段からリラックス法を心がけているからなのですが‥。

 結論。日常的にリラックス法の達人をめざせば、非日常でもバランスが崩れず、逆にリフレッシュできる、ということです。

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2008年11月23日 (日)

relax014 乳幼児と遊ぶ

 昔は大家族で赤ちゃんのお世話をしたものです。お母さんにとっては育児の負担が軽くなり、他の家族にとっては癒されるひとときです。育児疲れからくるノイローゼや虐待を少なくする知恵でもありました。ときどき親戚や知り合いの赤ちゃんの面倒を見てあげましょう。
 乳幼児はまだ言葉や理屈がよくわかりません。その愛らしさに癒されると同時に、赤ちゃんと遊ぶことで、世界は新鮮に見えてくるでしょう。自分の幼少時を思い出し、お世話してもらったことの感謝の気持ちが生まれてくるかもしれません。

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2008年11月22日 (土)

relax013 動物の赤ちゃんの写真を見る

 動物は赤ちゃんの時が一番かわいいのですが、意外とその時期は短いもの。写真ならば、いつでもどこでも愛らしい姿が楽しめます。写真集やポストカードで気に入ったものを身の回りに飾るか、携帯電話の待ち受け画面にしてみましょう。ストレスの多い職場や通勤の際に眺めると、不思議とリラックスできます。

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2008年11月21日 (金)

relax012 ペットを飼う

Sorasanpo  小さな命は見た目が愛らしくできています。しぐさや表情を見ているだけで、やさしい気持ちになってきます。もちろん、命があるということはその限りもあるということです。だからこそ、命の大切さ・尊さを私たちに伝えてくれます。
 犬や猫のペットを育てるのは大変ですが、喜びも大きいです。人間ではないのに、個性があり、感情があり、かけがえのない同居人になってくれます。ペットをなでると血圧が落ち着くという研究報告を出すまでもなく、ふれあいによって心も体も癒されます。散歩や遊びを強要する子犬に、飼い主は動かなければならず、それによって健康になることができます。
 熱帯魚や虫も名前をつけて呼んだり、お世話したりするうちに、愛情が湧いてくるから不思議です。写真は我が家の愛犬そらの散歩です。

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2008年11月20日 (木)

relax011 花を楽しむ

Snow  花は何故咲くのでしょう。虫たちを呼び寄せ、受粉させ、子孫を残すためです。しかし、虫の目にはあのような美しい姿としては見えていません。また、それを鑑賞する心もないでしょう。そうしてみると、花の姿や色合いは人間の目を楽しませるためにあるのかもしれません。姿が見えなくても香りが癒してくれる時もあります。
 自然の中だけでなく、家庭や職場に花を飾ることで、その場の空気が明るく変わります。人工物ばかりに囲まれた都市生活の中にあって、オアシスのように心がうるおいます。花器やその敷物との組み合わせの妙も楽しんでください。見栄えの良い大きくて高価な花は必要ありません。茶花のような小さな花でもあなたとの相性があえば充分です。

 写真は一輪挿しの花療法です。まず、たくさんの花の中からフィーリングがあった花を選びます。次にたくさんの花器の中から花に合うものを選びます。そして、花の姿をじっと見ながら、どの向きが良いか決めて生けます。最後に、生けた花と向き合って、しばし眺めます。花を生けたことのない男性が「何故、心が静まるのだろう」と驚いていました。

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2008年11月19日 (水)

relax010 野菜・果物を育てる

Satoimo2_3 Satoimo1_2 自分で育てた野菜や果物を食べれば、心も体も栄養をいただけます。本格的な家庭菜園を始める前に、台所やベランダという省スペースで小さな容器やプランターを使って育ててみましょう。
 体力に余裕があれば家庭菜園を、庭か近くの畑で小さく始めてみてください。野菜も花と同じで毎日眺めてあげるとよく育ちます。口に入るものですから農薬や化学肥料を使わない自然農法で作ることをおすすめします。土づくりに時間をかけ、はじめはイネ科やマメ科の野菜を主体とし、葉物・根物は翌年にまわす方法が確実です。
 野菜を育てていると、当たり前のことですが、野菜は人工的に即席にできるのではなく、自然の恵みと生産者の手を介して、じっくりと作り上げられるものだということが実感できるはずです。

 写真は我が家の畳二畳ほどの畑で収穫したサトイモです。造成地の土を耕して、有機堆肥も化学肥料も全く入れず、四年目。それでも美味しい作物は育つんですね。wobbly

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2008年11月18日 (火)

relax009 花・木を育てる

 植物は物を言いません。しかし、愛情と手間をかければ良く育ち、手を抜くとうまく育ちません。素直な子どもの母親になった感じです。花屋で買ったものと違い、種から育てた花のいとおしさは格別です。
Kidachidaria_2  植物は生き急ぐということはしません。そして、季節や時間の流れに忠実です。樹木はゆっくり大きくなり、形が整って、花付きが良くなるのに二年以上かかる場合があります。花壇や庭をつくる時には将来の姿を思い浮かべて植えます。二年後の自分へのプレゼントのつもりで作業します。究極のスローライフです。
 土いじり、水やり、雑草とり、花がら摘みなどのお世話は何故やるのかわからなければ苦痛でしょう。しかし、植物はその恩返しを必ずしてくれます。しかも、毎日少しずつやれば、ほんの数分で終わる作業です。
 自然の偉大さ・不思議さを知る機会にもなります。去年咲いた花から種が落ち、忘れていた頃に花を咲かせて驚かされます。アジサイの葉を切って、清潔で湿った土に挿すだけで、翌年には花が咲きます。
 プランターやハンギングバスケットを使った花の寄せ植えは、省スペースで凝縮した美を感じることができます。はじめはうまく行かなくても、だんだんうまくなって、他の人の目も楽しませたくなるでしょう。

 写真は5月から芽を出し、半年ほどで4mほどに育ち、この時期に大輪の花を咲かせる木立ダリアです。今年4年目。10月に風で倒れてしまいましたが、妻の協力で立ち直り、無事開花しました。heart01

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2008年11月17日 (月)

relax008 そよ風にふかれる

 風はどうして起こるのでしょう。空気が動くからです。空気は見えませんが、風が起これば草木が揺れ、髪や肌に感じられます。高層ビルから遠くの樹木を見て揺れていれば、そこで風が吹いていることがわかります。テレビで映された風景が静止画かビデオか、それで判断できます。

 密閉された車内で肌が圧迫感を覚えた時に、窓を少し開けるだけで一瞬にして解消されます。この違いは何なんだろうと思うほどです。

Susuki  古代人にとって風は自然の息吹で、霊妙な力を持っていると考えられました。聖書には「人間は鼻から神の息吹を吹き込まれた」とあり、ギリシア語やヘブライ語などでは風、息吹、たましいは同じ語で表現されると言います。風は体の表面をなでつけるだけでなく、ひょっとしたら体の中を吹き通って魂を動かすのかもしれません。

 風が花びらや匂いや季節を運んでくれます。薫風(くんぷう)とは若葉の匂いをただよわせる初夏の南風のことをいいます。そよ風に吹かれるだけで、眠っていた五感が生き生きとよびさまされます。

 むしゃくしゃした時は強い風を感じながらズンズン歩いているうちに気持ちが静まってきます。体の中の「とどこおったもの」よ、去れ、と念じながら歩いてみるのもおすすめです。写真は田方平野を流れる柿沢川沿いのススキです。

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2008年11月16日 (日)

relax007 裸足で歩く

(今回のリラックス法は7月9日ブログに既出です)

 靴下や靴やスリッパに守られて、現代人の足の裏は甘やかされています。足の裏にはツボが集中していますが、次のようにまんべんなく刺激してみましょう。

 まず土踏まずのあたりを両手の親指で探っていくと、痛いところやしこりがあるのでゆっくりもみほぐします。そして、握りこぶしで足の裏をとんとんと叩きます。かかとは手のひらでつつみこんでグッと握ってはパッと開きます。更に、指を一本一本ひっぱったりひねったりします。それから足裏を床につけて指で床をつかんだり、指先でカリカリしたりします。最後に足首をぐるぐると回します。これを起床時と就寝時に行います。

Umikaze2  原始的な感覚を取り戻すために、童心に帰って芝生や砂浜の上を裸足で歩いてみましょう。ガラスや木の枝がないか気をつけて、ゆっくりと足裏の感覚をとぎすまして歩くんです。日常にはない刺激でも人はリラックスhappy01します。イラストは静岡県中田島砂丘の写真を加工したもの。流木が二本の脚のようにニョキッと伸びていたので、靴をひっかけてみました。

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2008年11月15日 (土)

relax006 森林浴をする

 森林浴が心身に良いことは科学が証明済みです。

Shinrinyoku  (独)森林総合研究所はストレス状態にある東京の大手企業につとめる男性社員を対象に森林浴の効果を測定しました。その結果、免疫のナチュラルキラー(NK)細胞の数と抗がん蛋白質3種類が増加することがわかりました。

 その他の研究で、森林浴には血圧低下やストレスホルモンの減少をもたらし、脳波や自律神経でリラックス効果があることが証明されています。また、知的障害者やトラウマ関連疾患児童のパニック現象が減り、社会性やコミュニケーションスキルが改善する報告があります。

 こうした効果は森林環境内のフィトンチッド(樹木からの揮発性物質)やマイナスイオンによるものか、音・光・色・温度・湿度・景観から受ける五感や心理の変化によるものか、わかっていません。ひとつ一つの要素ではなく、おそらく総体の効果だと思います。人間も森も機械のように要素に分解できません。それを科学はひとまず複雑系と名付けました。

 でも、科学が教えてくれなくても、木漏れ日の中、落ち葉でふかふかになった森の道をゆっくり散策することが理屈ぬきに気持ちが良いものです。写真は私の勤めるクリニックの周辺の森で一番癒される場所です。他の場所と違い、背の高い雑木が多く、日中も薄暗いのですが、心身の調整が必要な時に自然と足が向きます。

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2008年11月14日 (金)

relax005 樹木に触れる

Sekitaookusu_3

 (今回のリラックス法は5月12日ブログに既出です)

 樹木は大きくなるのに数年、数十年かかります。巨樹ともなれば樹齢数百年にもなり、人間よりも長く地域の歴史を見守ってくれています。尊敬できる長老のような存在です。(右の写真は静岡市関田神社のクスノキ)

 大きな木を見つけたら、まず見上げてみて、それから木肌にやさしく触れてみてください。今度は大きく腕を広げて幹に抱きついて、しばらく目をつぶって葉ずれの音を聞いてみてください。母親に抱っこされた子どものように、元気をもらえるかもしれません。簡単にできるリラックス法です

Kenbitabunoki 最近は管理上の責任や子どもの安全をはかるために、木登りを許す親が少なくなりました。私の子どもの頃はよく木に登ったものです。木肌の感触や風の匂いや眺望を楽しむだけでなく、高い所に登るための心と体の構えを覚えこむことができました。左は十数年前に某美術館近くのタブノキを撮影した写真です。今となっては貴重な記録になりました。

Hiraiookusunoki2 クスノキの仲間は常緑広葉樹といいながら、五月頃に落葉します。新しい葉に追い出されるようにして一斉に古い葉が落ちるため、丸坊主になりません。混み合っていた葉がスッキリ整理され、陽射しが根元まで差し込みます。右の写真は私の地元天地神社のオオクスノキです。樹齢1000年近くと推定され、幹が手を開いたように枝分かれしているため巨大な掌をイメージさせます。車で近くを通る時にも「やあ」と手をあげて挨拶してくれているような感じです。あなたの家の近くでお気に入りの樹木を見つけてみてはどうでしょうか。

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2008年11月13日 (木)

relax004 近くの神社・寺などの静かな空間へ行く

 車を走らせていると所々に樹木が生い茂っている場所があり、調べてみるとたいていは神社か寺があります。電車でもわかります。そこだけがアイランド状に小さな森を作っています。

 かっては神社を取り囲むように森がありました。これを鎮守の森と呼びます。森の入り口に鳥居があり、森の中央部に拝殿があるという形です。森または山自体が信仰の対象になっていたようです。 

Kinomiyajinja  日本人は都市を作る時に、ほとんど自然を残さずにきれいに街並を作ってしまい、申し訳程度に公園を作ります。ということは、神社や寺がなければ何のためらいもなく伐採されたかもしれない森や林がたくさんあるということです。鳥や獣だけでなく、人間にとってもオアシスで、都会の喧騒を忘れて心が穏やかになります。

 境内は多くは掃き清められ、きれいに管理されています。そういう意味でトータルに私たちにとって「ありがたい」場所だと思います。

 写真は熱海市来宮(きのみや)神社の樹齢二千年のオオクスノキ。霊験あらたかなご神木として拝む人がたくさん訪れます。

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2008年11月11日 (火)

宮沢賢治「猫の事務所(初期形)」後編

 朗読音声は宮沢賢治の「猫の事務所(初期形)」後編です。初期形では窯猫への同情を途中で何度も述べ、最後のライオンのセリフにも窯猫への配慮がされています。しかし、いじめ・差別への鉄槌と思われたセリフの後に語り手の意外な感想が続きます。

「何というお前たちは思いやりのないやつらだ。ずいぶんこれはひどいことだぞ。黒猫、おい。お前ももう少し賢こさうなもんだがこんなことがわからないではあんまり情ない。もう戸籍だの事務所だのやめてしまえ。まだお前たちには早いのだ。やめてしまえ。えい。解散を命ずる。」
 窯猫はほんとうにかあいさうです。
 それから三毛猫もほんとうにかあいさうです。
 虎猫も気の毒です。
 白猫も大へんあわれです。
 事務長の黒猫もほんとうにかあいさうです。
 立派な頭をもった獅子も実に気の毒です。
 みんなみんなあわれです。かあいさうです。
 かあいさう、かあいさう。

 窯猫が可哀想なだけでなく、それをいじめた他の猫や、管理者である黒猫も可哀想、同様にライオンも可哀想だと言っているのです。いじめられる側、いじめる側、その管理者やそれを裁く者、すべてが可哀想で哀れだと。恐らく、これは賢治自身の述懐なのだと思います。しかし、ただ生きていくことのつらさ・切なさ・罪深さ・愚かさを嘆いているのではなさそうです。

 賢治は自らもいじめられ、登場人物がいじめられる物語を他にも多く作っています。「セロ弾き」や「よだか」もそうです。しかし、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(農民芸術概論綱要)と書いているように、自分だけが幸せになってもいけないのだとわかっていたのです。人間社会が成熟して「いじめ」のない世界が生まれること、それが本当の解決法だと信じていたのでしょう。

 発表原稿が書き換えられた理由はわかりません。しかし、賢治が「まだ早い」と感じて引っ込めたように思えてなりません。オバマ大統領誕生を機に、是非この初期形を知ってほしいと思い朗読しました。いじめ問題が切実な今、窯猫の姿を自らに置きかえて辛くなる人もいるでしょう。そこで後日談をつけて聞きやすくしました。

 しかし、単なる逆転劇としてではなく、成熟した窯猫が事務所跡に戻ったのは何のためなのか、賢治の気持ちになって想像していただければ幸いです。

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2008年11月10日 (月)

宮沢賢治「猫の事務所(初期形)」前編

 朗読音声は宮沢賢治の「猫の事務所(初期形)」前編です。生前に発表された原稿と初期形はまったくおもむきが違います。前者は世相風刺、後者はもう少し深い思いがこめられているようです。今回の朗読は、後日談のドラマを創作し、その中で案内役にこの話を語らせることにしました。案内役は何と刑事コロンボ風のイノシシです!

 話の筋はこうです。黒猫を事務長とする事務所で、「窯猫(かまねこ)」だけが他の猫から嫌われて、いじめられます。そして、その様子を見ていた厳格なライオンが、全員を恫喝し、事務所の解散を命じます。

 発表版では事務所の仕事は地理や歴史を調べる、どう見てもあまり必要性を感じない内容ですが、初期形では身寄りのない老猫に子供の居場所を教える場面から始まります。そして、最後がまったく違うのです。発表版はライオンの怒声プラスαです。

 「お前たちは何をしているか。そんなことで地理や歴史も要ったはなしでない。やめてしまえ。えい。解散を命ずる」こうして事務所は廃止になりました。ぼくは半分獅子に同感です。

 ライオンは窯猫を助けるヒーローではありません。いじめに耐えて続けていた仕事場を一瞬で消滅させてしまうのです。同時に、語り手である「ぼく」の感想は、ライオンの処分に半分賛成、半分は反対、と何だかモヤモヤしたものが残るのです。

 ところが、初期形の最後を見ると賢治の本当に言いたかったことが‥。これは次回のブログに書きましょう。

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2008年11月 9日 (日)

relax003 近くの山や高台に登る

 高い所から眺めると慣れ親しんだ町も違って見えます。遠くの町や山までも見渡すことができます。まるで鳥になったようで、すがすがしい気持ちになるでしょう。

Kajiwarayama_2  日本は山岳地帯が多く、古くから山を聖域と見なしていました。修験者は苦労して高い山に登り、そこで達成感と超人的な力を得たに違いありません。私たち日本人にはそうした血が受け継がれています。 

 ジブリアニメ「耳をすませば」のラストで印象的な高台は東京都多摩市聖蹟桜ヶ丘をモデルにしているそうです。あなただけのお気に入りの高台スポットを探してみてください。

 写真は静岡市を一望できる梶原山公園(標高279m)です。リンク先にうっとりするくらい美しい夜景を載せたホームページがあります。

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2008年11月 8日 (土)

relax002 鳥・虫の声を聞く

Kawasemi  窓を開けて、鳥や虫の声に耳を澄ましてみます。鳥の鳴き声には様々なパターンがあります。虫も同じです。機械と違い自然の音は微妙なゆらぎをもっていて、人間には心地よく感じるのです。鳥の声のCDなどを参考にすれば、鳴き声だけで鳥の名前がわかるようになります。そうすると長年の友人のように親しみがもてるから不思議です。写真は静岡県立森林公園の木工体験館に展示されていたカワセミのバードカービング(模型)です。

 若山牧水は鳥の声が好きで、エッセイにそのことを再三取り上げています。どんな寂しい山の中でも旧知の鳥の声を聞くと、ホッとするようでした。なかでもツツドリというカッコウの仲間の鳥が、筒を叩いたような音で鳴くのを気に入っていました。あなたもお気に入りの鳥の声を見つけてみてください。

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2008年11月 7日 (金)

relax001 自然を眺める

Relax001  忙しくてもちょっと外に出れば、必ず空を眺めることができます。空の色や雲の形は季節・天候・時間帯によって変化します。それだけではなく、樹や花が見られない町はありません。窓の外をながめるだけで、季節や天候を感じ取ることができます。空は一刻一刻変化し、朝焼け・夕焼け・星月夜が楽しめます。そして、一日として同じ景色はありません。
 少し足をのばせば、目に入る自然の数はどんどん増えていきます。近所には公園や名所など自然を楽しむ場所が多くあるものです。まず「自然を見よう」と思うこと、「自然に癒されたい」と思うこと、それだけで充分です。そのうちに細かい変化がわかり、癒される程度も強くなってきます。

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2008年11月 5日 (水)

夢をかなえる‥リラックス法101スタート!

 「夢をかなえるゾウ」がテレビドラマ化されています。古田新太と水川あさみとの掛け合いが楽しい番組です。原作はゾウの神様ガネーシャが関西弁で成功法の奥義伝授する、ビジネスマン向けの自己啓発本です。現代の自己啓発は深刻なものでなく、自分で手軽に始められるものが良いのでしょう。140万部とベストセラーになっています。

Relaxbook  さて、私の作った「リラックス法101」も手軽で簡単なものを集めてみました。リラックス法の達人になれば、幸福感が湧いてくるし、コミュニケーションもうまくいくので、自己啓発本の一つと言ってもいいかもしれませんsmile

 そして、私のモットーは「幸せの青い鳥は身近にいる」ということです。あなたを「リラックス法の達人」へと導くガネーシャは日常生活の中に、家に、職場にいるんです‥、きっと。

 そこで次回からテンポ良く、この101の健康法を惜しみなくブログで紹介していきます。お楽しみに!

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