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2008年5月 1日 (木)

セロ弾きのゴーシュ その2

 宮沢賢治の生誕100周年の夏に家族で岩手旅行をしました。奇しくも私の年齢が、賢治の亡くなった37歳になる年だったと思います。もう12年も前のことです。

 講演会・健康相談や視察を織り交ぜながら、知人の案内で岩手各地を回りました。そのしょっぱなが賢治の生まれ故郷である花巻市だったのです。

 偶然にも、賢治の教え子で、今は農学者の方からお話をうかがう機会がありました。もうかなりのお年でしたが、宮沢賢治先生への敬慕の念を持ち続けていたのには驚きました。変人で嫌われていたわけではなかったのです。

Yodakam  私も大人になってからの宮沢賢治ファンで、パロル舎偕成社の大型絵本を買い集めていました。そこで知人に頼んで、賢治ゆかりの地を訪れることにしました。「宮沢賢治記念館」では賢治の「農民芸術概論綱要」を買いました。少し高台にあって、テラスから遠景で、北上川がゆるやかなカーブを描いてこちらに流れる姿が眺められたのを覚えています。そして、賢治が農耕生活をし、付近の農民達に農業や芸術を教えた「羅須地人協会」という建物も見ることができました。

 さらに岩手の最終泊した旅館で賢治の生涯を描いた地元出版社のマンガ(岩手日報社)を手に入れました。それが良くできていて、今でも時々読み返していますが、読むたびに何だか切ないようなジーンとした気持ちになるのです。

 それだけのことですが、振り返ってみるとその旅で宮沢賢治と深い心の交流ができたのではないかと思います。というのは、その旅の途中で短歌を詠み始め、無趣味であった私がイラストや童話を手がけるようになったからです。そして、今、私は農業と芸術に関わりを持った仕事をしています。まるで、かって宮沢賢治に教えられた生徒が大きくなって、その教えを守り実践しているような感じです。

 今日のリラックス法happy01は趣味をテーマにした小旅行を楽しむ、です。作歌やスケッチのため、陶芸の里・美術館・史跡などを訪れるため。日常生活のリズムを変えると、今までに経験したことのない新しい世界や自分が発見できることでしょう。

   

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