ともに栄えよ、ともえ桜
大仁瑞泉郷のシンボル、ともえ桜が満開になりました。詳しく御紹介しましょう!
移築された古民家のうち、茅葺き屋根の瑞光亭に寄り添って、巨大な桜の古木があります。一本の木とは思えないほどの枝の広がりで、葉がまだ出ない状態で花がびっしりと詰まったように一斉に咲くので、遠くから見ても圧倒的な存在感です。
つぼみはピンクで、開いた花弁は美しい純白ですが、よく見ると周囲にピンクの部分を 残しています。花だけを見ると紅を差した色白の貴婦人のよう。根元を見ると、幹が土中に埋まり、太い枝が株立ち状に四方に広がって伸びています。おかげで、どっしりとした力強さがあります。
農場ができる前に定住していた伴野栄子さんが、亡くなる数年前に訪れ、自身がこの桜を植えたことを思い出しました。感動的な再開を記念して、伴野さんの名前から「ともえ桜」と名付けられました。
でも、「ともえ」というと巴御前を思い浮かべます。「平家物語」には、木曽の大自然で育った巴御前は白い肌で長い髪の美しい容貌ながら荒馬を乗りこなす武人、と描写されています。つまり、和製ジャンヌダルク。大河ドラマ「義経」では小池栄子さんが演じました。
平安から平成の代になり、闘う必要のなくなった女武者が武器を捨て、その大きなふところと美しさを残したまま生まれ変わりました。そして、不思議な力で見る者の心を惹きつけ、幸福感でいっぱいに満たしてくれるのです。
絶対見る価値あり!花が散った後の地面も見事な白いジュウタンになります。毎年、つい「ありがとう」と声をかけてしまう私でした。
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